ドッジボール』(原題: Dodgeball: A True Underdog Story)は、2004年製作のアメリカ映画である。ドッジボールを題材にした、ローソン・マーシャル・サーバー監督・脚本のコメディ映画。ヴィンス・ヴォーン、ベン・スティラー主演、20世紀フォックス製作。

ストーリー

ピーター・ラ・フルールがオーナーを務める潰れかけの小さなスポーツジム「アベレージ・ジョーズ」は、大手スポーツジム「グロボ・ジム」のオーナーでライバルのホワイト・グッドマンに買収されそうになっていた。

30日以内に5万ドルを支払わないとジムを買収されてしまうことになり、ピーターたちはジムを建て直すため、ドッジボールの全米大会に参加し優勝賞金を手に入れることを考える。ジム仲間でスポーツ音痴のジャスティン、ゴードン、オーウェン、ドワイト、スティーブとともに昔のドッジボール解説フィルムに出ていたパッチーズ・オフーリハンに指導を受ける。そこにホワイトが雇っていたケート・ビーチが仲間に加わり、大会を勝ち抜いていく。しかし、グロボ・ジムも大会に参加することになり、ピーターたちは勝利に向けてさらなる特訓をはじめるが、チームの勝利に貢献していたパッチーズが事故で死亡したことで戦意喪失したピーターは、アベレージ・ジョーズをホワイトに売ってしまう。

キャスト

評価

批評家の反応

批評家からは好意的に評価されている。スラントマガジンでは「コメディ映画以下」と批判されたが、TVガイドはベン・スティラーを「止まる所を知らない」と賞賛した。ボストン・グローブでは、スティラーの風刺的な男らしさとヴィンス・ヴォーンとクリスティン・テイラーの相性の良さを賞賛された。ウォール・ストリート・ジャーナルの映画批評家ジョー・モーゲンスターンは、公開当時は取るに足りないと批評を拒否したが、DVDで本作を見た後意見を変え「私のミスだった。ローソン・マーシャル・サーバー監督デビュー作でベン・スティラー、ヴィンス・ヴォーン主演の本作は、不安定さとばかばかしさや重要でない小さなスキームなど徹底的な面白さがある」と評価した。映画評論家のロジャー・イーバートは、彼が執筆するシカゴ・サンタイムズの映画評で4つの星のうち3つを与え「20世紀フォックスが優れたギャグをトレイラーで漏らさなかったことで、観客に奇跡の贈り物をした」と評価した。Rotten Tomatoesでは160件のレビュー中70%が本作を支持し、平均点は6.3/10となり「締りのない快活さと言葉の伴わない面白さ」と評された。Metacriticでは34のレビュー中好意的なものが16で、平均点は100点満点中55点だった。

興行収入

公開初週に本国で$114,324,072、その他の国で$167,722,310を稼ぎ、合計が製作費を上回る3000万ドル以上となり幸先のよいスタートとなった。最終的に全世界で$167,722,310を稼ぎ興行的に大成功した。

続編

2013年4月22日、20世紀フォックスはクレイ・ターヴァー脚本による続編の企画が始まったことを発表した。

その他

  • DVD/BDには字幕がノーマル編(劇場版)とアブノーマル編の2バージョン収録されている。
    • アブノーマル編には、木村拓哉や引田天功などの人名が多数登場する。
  • セル版DVDには音声解読が収録されているが、本編の約46分から『メリーに首ったけ』の音声解読に切り替わる。

参考文献

外部リンク

  • 公式ウェブサイト(日本語)
  • ドッジボール - allcinema
  • ドッジボール - KINENOTE
  • Dodgeball: A True Underdog Story - オールムービー(英語)
  • Dodgeball: A True Underdog Story - IMDb(英語)

Dodgeball Final Movie

ドッジボール 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 Filmarks映画

【3分解説】ドッジボールとは?そのルールや魅力をわかりやすく解説!|Sports for Social

ドッジボール 20th Century Studios JP

映画チラシサイト:ドッジボール