Mリーグ2024-25(エムリーグ2024-25)は、競技麻雀のチーム対抗戦のナショナルプロリーグ「Mリーグ」の2024年シーズン。

概要

参加チームは前年と同じ9チーム。レギュレーションについても基本的に変更はなく、「同一構成で2年連続セミファイナル不進出だった場合」にチーム編成を変更しなければならない規定も同じ。一方で、各個人賞の賞金額について明確にされたほか、チーム表彰についてはこれまでの年間総合上位3チームに加え、新たに「レギュラーシーズン1位」のチームにも300万円が授与されることが明らかにされた。

契約満了

セガサミーフェニックス
魚谷侑未
東城りお

ドラフト

ドラフト会議は2024年6月28日に行われ、Mリーグ公式YouTubeチャンネルで配信された。

前シーズン限りでの契約満了者が生じたセガサミーフェニックスにのみ指名権が与えられた。なお、フェニックスは茅森早香・醍醐大の男女プロと契約更新しているため、ドラフト指名にあたって男女の縛りはない。

所属選手

()内は、各選手の当時の所属団体。

成績

レギュラーシーズン / セミファイナルシリーズ / ファイナルシリーズ

レギュラーシーズン(成績)

レギュラーシーズン日程・対戦成績

セミファイナルシリーズ(成績)

セミファイナルシリーズ日程・対戦成績

ファイナルシリーズ(成績)

ファイナルシリーズ日程・対戦成績

役満

  •  和了者   放銃者 
  • 各家の表記は、その局における家を示す

麻雀飯争奪戦2024

Mリーグ2023-24シーズンから実施されているmenu協賛のスペシャルマッチ第2弾として、「麻雀飯争奪戦2024 Presented by menuデリバリー」が、2024年9月29日にABEMA 麻雀チャンネルで配信された。出場者は伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)、松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)、鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)、松本吉弘(渋谷ABEMAS)、岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)、菅原千瑛(BEAST X)、小林剛(U-NEXT Pirates)、本田朋広(TEAM RAIDEN/雷電)の計8名が参加した。また、実況は日吉辰哉、解説は出場者の中から交代で登場した。リポーターは襟川麻衣子。

ルール
  • Mリーグで通常使用される136枚に、「menu牌」と称する花牌4枚を加えた140枚の麻雀牌を用いて対局する。
  • 花牌(menu牌)の扱い以外の対局ルールは通常のMリーグルールと同じ。
  • 予選は2組とも半荘1試合勝負で、上位2名が決勝へ進出。決勝も半荘1試合勝負で、1位の選手はmenuクーポン100万円分を獲得する。
menu牌
  • 花牌である「春・夏・秋・冬」が「m・e・n・u」の文字に変わっている。menu牌以外はデザインも含め通常のMリーグで使用される牌と同じ。
  • 手牌にmenu牌があるときに「menu」と発声して晒し、新たに嶺上牌を1枚自摸る。晒されたmenu牌は和了時にドラ(抜きドラ)として扱われる。menu牌を晒すのはどのタイミングでも良い(配牌直後あるいは自摸直後である必要は無い)。
  • ドラ表示牌がmenu牌の場合は、他のmenu牌を抜くと2翻扱いとなる。
  • リーチ直後にmenu牌を抜いても一発消しとはならない。
  • menu牌を抜いて和了った場合、抜いた枚数によって視聴者プレゼントが贈られる。
  • 裏ドラにmenu牌があった場合は「裏menu」として、試合後、和了った選手に松ヶ瀬隆弥特製のおにぎりがデリバリーされる(松ヶ瀬自身が和了ったときは参加選手全員に、「裏menu」が発生しなかったときは実況の日吉とリポーターの襟川にデリバリーされる)他、視聴者プレゼントが贈られる。

できごと

2024年
  • 5月27日 - 新シーズンのレギュレーションについて公式発表。
  • 6月10日 - セガサミーフェニックスは魚谷侑未、東城りおとの契約満了を発表した。
  • 6月28日 - ドラフト会議開催。セガサミーフェニックスが竹内元太、浅井堂岐を指名。
  • 7月3日 - Mリーグ機構が竹内・浅井を含む全36選手の契約合意を発表。
  • 7月24日 - 2024-25シーズンの日程が発表された。
  • 8月3日 - BEAST JapanextオーナーのBSJapanextが2025年1月にチャンネル名を「BS10」に変更することに伴い、BEAST Japanextがチーム名をBEAST X(ビースト テン)に変更し、チームロゴも刷新することを発表。チーム名を変更するのはMリーグ史上初で、チームロゴの変更は2019-20シーズンのKONAMI麻雀格闘倶楽部以来2例目。
  • 9月2日 - Mリーグとサントリーのコラボレーション商品「ボス 勝負の一手」の発売を記念し、「ボス雀(ジャン)缶」を実際の麻雀牌に見立てた対局「ボス雀王決定戦」をサントリー公式YouTubeチャンネルで公開。多井隆晴(渋谷ABEMAS)、伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)、黒沢咲(TEAM RAIDEN/雷電)、鈴木優(U-NEXT Pirates)の4名が1局勝負を実施、実況は日吉辰哉、解説は土田浩翔が務めた。
  • 9月16日 - Mリーグ2024-25シーズンが開幕。
  • 9月27日 - 第2戦南2局1本場、多井隆晴(渋谷ABEMAS)が5巡目に待ちのリーチを掛け、直後にU-NEXT Piratesの仲林圭から切られたにロンという発声と共に倒牌したが、多井は2巡目にを切っており、振聴リーチからの誤ロンによるチョンボとなった。Mリーグでのチョンボは2022年1月3日以来3例目。
  • 9月29日 - menuスペシャルマッチ「麻雀飯争奪戦2024 Presented by menuデリバリー」をABEMAにて配信。鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)が優勝した。
  • 10月8日 - 第1戦南1局で、竹内元太(セガサミーフェニックス)が瑞原明奈(U-NEXT Pirates)からレア役とされる搶槓で和了る。Mリーグでの搶槓は2020年10月16日に茅森早香(セガサミーフェニックス)が和了って以来2度目。
  • 12月5日 - 第2戦東2局で、二階堂瑠美(EX風林火山)が四暗刻を自摸和了る。Mリーグレギュラーシーズンでの役満は2022-23シーズンの2023年3月2日に高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)が四暗刻を和了って以来約1年9ヶ月ぶりで、ポストシーズンを含めても2023年5月16日の2022-23シーズンファイナルシリーズで滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)が四暗刻を和了って以来、約1年7ヶ月ぶり。
  • 12月12日 - 第1戦で岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)が4着となりMリーグワースト記録となる個人6戦連続4着を記録。
  • 12月27日 - 第1戦で白鳥翔(渋谷ABEMAS)がトップとなり、鈴木優(U-NEXT Pirates)以来となるMリーグ史上2人目の個人5連勝を達成。
2025年
  • 1月2日・3日 - 「大和コネクト証券 プロ野球 新春麻雀交流戦」をABEMAにて配信。前年に引き続く企画で、プロ野球選手9球団14名に元Mリーガーの東城りお・丸山奏子を加えた16名がMリーグルールによるトーナメント戦を戦うもので、今回の実況はMリーグ公式実況の3名と日向藍子(渋谷ABEMAS)が担当、また解説を現役Mリーガー4名が、インタビュアー(公式レポーターのサポート)を現役Mリーガー3名が担当した。優勝は中村健人(広島東洋カープ)。
  • 1月7日 - 第1戦で浅見真紀(赤坂ドリブンズ)がトップとなり、前述の鈴木優、白鳥翔以来となるMリーグ史上3人目、女性では史上初の個人5連勝を達成。
  • 1月13日
    • 第2戦東2局、鈴木大介(BEAST X)が16巡目に待ちの聴牌(手役が断么九しかなく、でのみ上がれる状態)。その後浅井堂岐(セガサミーフェニックス)がを切り、次番の堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)がを切ったところで大介がロンという発声と共に倒牌して、同巡振聴での誤ロンによるチョンボとなった。Mリーグでのチョンボは前述の2024年9月27日以来4例目。
    • 第2戦東4局、鈴木大介(BEAST X)が浅井堂岐(セガサミーフェニックス)から大三元を和了した。
  • 1月16日 - 第1戦で松本吉弘(渋谷ABEMAS)がMリーグワースト記録となる5局連続放銃を記録。
  • 1月21日 - 第1戦東2局で、園田賢(赤坂ドリブンズ)がMリーグ7年目にして自身初となる裏3(裏ドラ3枚)の和了を達成。Mリーグ初年度から継続して参戦している選手では、園田が最後の裏3達成者だった。
  • 2月15日 - 1月31日以降、体調不良によりMリーグ中継のインタビュアーを欠席していたフリーアナウンサーの伊藤友里が体調回復の見通しが立たないとの理由でリポーターを「一旦番組を降板したい」と申し出て番組を降板したと自身のSNSを通じて報告した。伊藤を巡っては、岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)が1月24日に行われたチームのオンラインパブリックビューイングの中で当日リポーターだった伊藤に対して不適切な発言があり、岡田や監督の森井巧が謝罪したという出来事があった。伊藤の降板により金曜日のインタビュアーは火曜日担当の襟川麻衣子(連盟)が担当する。
  • 2月21日 - 第2戦南2局1本場で、小林剛(U-NEXT Pirates)が渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)からレア役である搶槓で和了る。Mリーグでの搶槓は2024年10月8日以来3度目。
  • 2月28日 - 第1戦で鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)、第2戦で渡辺太(赤坂ドリブンズ)がトップとなり、赤坂ドリブンズがMリーグ史上初のチームポイント1000ポイント超え(1011.9ポイント)を達成。
  • 3月13日 - 第2戦南2局、勝又健志(EX風林火山)が渡辺太(赤坂ドリブンズ)から国士無双を和了した。

脚注

注釈

出典

同着

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • Mリーグ - ABEMAビデオ

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