PCLinuxOS(ピーシー・リナックス・オーエス)とは、Linuxディストリビューションの1つである。PCLOSと略して呼ばれることもある。
概要
デスクトップ指向のLinuxディストリビューションとして公開されており、GPLライセンスに従って配布されている。無償で利用することが可能なOSである。
歴史
Mandriva Linuxの前身である Mandrake Linux 9.2 をモデルとして、開発が開始された。 Mandrake の標準ではない独自の機能を追加し、カスタマイズすることによって、より使い易くする工夫が施されている。
PCLinuxOS としての最初のリリースは、2003年10月。当時 Mandrake Linux の主要な開発者でパッケージマネージャーの Bill Reynolds (一般には Texstar という名で広く知られる)が、新規Linuxディストリビューションとして公開した。PCLinuxOS 2007が公開されて以来、さらに世界的に注目を集めるようになり、主要な各言語版のフォーラムが存在する。
リリース
これまでのリリースは以下のとおりである。
特徴
Mandrake Linux を元にして開発されているため、標準のデスクトップ環境は KDE が採用されている。オプションとして、GNOME や Xfce 、Openbox 、LXDE 、Enlightenment 環境で利用するためのパッケージも公式に提供されている。(GNOMEデスクトップについては、右図参考のこと。)デスクトップ・アプリケーションやシステム管理の仕組みには重複する特徴が多い。
ただし、特に以下の点は、Mandrake Linux とは異なる。
- Live CDとして提供されるが、ハードディスクへのインストールが可能。
- パッケージの基本的な管理は、APT、synaptic によって行う。採用されているパッケージ形式は、Mandrakeと同じくRPM。
- リマスタリング機能を利用することで、ユーザーは独自にカスタマイズした Live CD を簡単に作成することが可能。
関連項目
- Mandriva Linux
- Linuxディストリビューションの比較
- Linuxライブディストリビューションの比較
注釈
外部リンク
- PCLinuxOS.com(メインサイト)
- MyPCLinuxOS.com
- PCLinuxOS Wiki
- PCLinuxOS Forum
- PCLOS Gnome




