ミッキークイーンは、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2015年の優駿牝馬、秋華賞、2017年の阪神牝馬ステークス。
経歴
2014年
デビュー戦は12月7日の阪神競馬場芝1400m戦で1番人気に推されるも出遅れてしまい、2着だった。2戦目は阪神の未勝利戦に出走。2着に2馬身差をつけて初勝利。
2015年
クイーンカップでは最後方から追い込んだが、キャットコインをクビ差とらえきれず2着。体重が前走より20kg減での出走であり、原因は歯替わりによるストレスであった。桜花賞では3分の2の抽選を外し除外された。忘れな草賞に優勝して賞金を加算し、優駿牝馬へ出走。中団から末脚を伸ばし、前を行くルージュバックを差し切って優勝、GI初優勝となった。
秋はローズステークス2着から秋華賞へ出走。好スタートから中団につけ最後の直線で馬群を抜け出し、後方から追い込んできたクイーンズリングをクビ差おさえてレースレコードで優勝、二冠を達成した。次走にはレース間隔が開くことと、53kgの斤量で出走できることを理由にジャパンカップを選択。3番人気に支持されたが、不利が響いて8着に敗れた。GI2勝が評価され、この年のJRA賞最優秀3歳牝馬を受賞した。
2016年
4月の阪神牝馬ステークスから始動。主戦騎手の浜中俊が落馬負傷により休養中のためクリストフ・ルメールに乗り替わり、逃げたスマートレイアーをクビ差とらえきれず2着に敗れた。浜中が復帰したヴィクトリアマイルでは勝ったストレイトガールから2馬身半差の2着。その後左前脚靱帯炎を発症し、出走予定だった宝塚記念を回避、休養に入った。復帰予定の京都大賞典を捻挫により回避。6か月ぶりの出走となったエリザベス女王杯は3着、有馬記念は5着に敗れた。
2017年
初戦の阪神牝馬ステークスで秋華賞以来となる重賞3勝目を挙げたが、ヴィクトリアマイルでは残り300mの地点でもう余力をなくしており、7着に敗れた。紅一点となった宝塚記念では復調し3着。夏に靱帯炎が再発し、2年連続の長期休養明けとなったエリザベス女王杯では出走メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒7の末脚を見せたものの、かわしきれずタイム差なしの3着に敗れた。続く有馬記念11着を最後に、2018年1月31日付で競走馬登録を抹消、ノーザンファームで繁殖牝馬となった。
競走成績
繁殖成績
- 2024年9月28日現在
血統表
- 母ミュージカルウェイはフランス産の競走馬で、現役時代は2007年ドラール賞(仏G2)など重賞3勝を挙げている。
- 全姉インナーアージの産駒に2023年エリザベス女王杯勝ち馬のブレイディヴェーグ、ルールブリタニアの産駒に2024年小倉大賞典勝ち馬のエピファニーがいる。
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post

