マツダ・RX-792Pは、IMSA-GTP規定のプロトタイプレーシングカーである。

概要

この車の名称は、「RX-7」「参戦が1992年」「プロトタイプ」を合わせたもので、マツダはマツダモータースポーツからそれぞれ77と78のカーナンバーで2台エントリーし参戦した。 搭載されているエンジンは、1991年ル・マン24時間レース優勝車である「マツダ・787B」に搭載されていたものと同じR26B型 直列4ローターエンジン(654cc×4)であるが、1991年型との違いとしてIMSA規定にある音量制限をパスするために、若干の出力制限が施されている。

マツダモータースポーツはシリーズ第1戦デイトナ24時間レースには出走せず第2戦マイアミから77号車の参戦を決めたが、レース開始前にマシンが炎上し、決勝に出走することなくデビュー戦を終えた。第4戦ロードアトランタから78号車が追加参戦し、以後最終戦まで2台体制でシリーズを戦った。 RX-792PはIMSA参戦12戦で2位と3位を1回ずつ獲得したものの優勝には手が届かなかった。 スプリントレースでは77号車をプライス・コブ、78号車をピート・ハルスマーがそれぞれドライブしたが、セブリング12時間レースのみジェームス・ウィーバーも含めた3人で77号車をドライブした。

レース結果

  • 第2戦マイアミ2時間
    • 77号車 - 車両火災(記録なし)
  • 第3戦セブリング12時間
    • 77号車 - 排気トラブル(リタイア)
  • 第4戦ロードアトランタ
    • 77号車 - 15位
    • 78号車 - 決勝出走なし
  • 第5戦ライムロック2時間
    • 77号車 - 4位
    • 78号車 - 3位
  • 第6戦ミッド・オハイオ2時間
    • 77号車 - 6位
    • 78号車 - 9位
  • 第7戦ニューオリンズ1時間45分
    • 77号車 - 16位
    • 78号車 - 18位
  • 第8戦ワトキンズ・グレン
    • 77号車 - 2位
    • 78号車 - 15位
  • 第9戦ラグナセカ2時間
    • 77号車 - 15位
    • 78号車 - 7位
  • 第10戦ポートランド2時間
    • 77号車 - 15位
    • 78号車 - 16位
  • 第11戦ロードアメリカ2時間
    • 77号車 - 4位
    • 78号車 - 5位
  • 第12戦フェニックス2時間
    • 77号車 - 11位
    • 78号車 - 決勝出走なし
  • 第13戦デル・マー2時間
    • 77号車 - 18位
    • 78号車 - 15位

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