2022年のオールスターゲームは、2022年7月に行われた日本プロ野球のオールスターゲーム。
概要
2017年から引き続き、マイナビの特別協賛により、「マイナビオールスターゲーム2022」として開催された。本年は例年と異なり火・水曜日の開催となる。
前年同様2試合の開催。また、全試合DH制を採用。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、前年は観客の入場制限を実施していたが、本年度は2019年以来、3年ぶりに観客の入場制限を実施せずに開催された。
日程
- 第1戦 7月26日 福岡PayPayドーム(主管球団:福岡ソフトバンクホークス。2016年第1戦以来6年ぶり5回目)
- 第2戦 7月27日 松山坊っちゃんスタジアム(主管球団:東京ヤクルトスワローズ。2012年第2戦以来10年ぶり3回目)
アトラクション
- 第1戦
- 野球殿堂表彰式
- 髙津臣吾、山本昌
- 松前重義については、6月12日に明治神宮野球場で開催された第71回全日本大学野球選手権大会決勝の試合開始前に行われた。
- ファーストピッチセレモニー(中止)
- 那須雄登(美 少年)
- 始球式
- ポルテベースボールクラブ福岡所属選手
- きつねダンス(4回裏終了後)
- 主導:ファイターズガール
- 予告先発の発表(8回表終了後)
- みきゃん
- 第2戦
- 国歌独唱
- 秋川雅史
- ファーストピッチセレモニー
- 中村舞(STU48)
- 始球式
- ボーイズリーグ愛媛支部所属選手
- ダンスパフォーマンス(5回裏終了後)
- 松山聖陵高等学校ダンス部、hibiki(lol)、moca(lol)
出場者
- 太字はファン投票による出場、※印は選手間投票による出場、☆印はプラスワン投票による出場。▲は出場辞退選手発生による補充選手、他は監督推薦による出場。
- 数字は選抜回数。カッコ内数字は上記回数中故障等のため不出場の回数。
- 欠場した選手は、野球協約86条により球宴終了後の後半戦開始から10試合、選手登録が出来ないが、2022年は、オールスター特例2022として新型コロナウイルス感染症の影響により出場辞退した場合は出場停止の対象外となる。
試合結果
第1戦
スコア
出場選手
- 打順
- 投手
表彰
- MVP
- 清宮幸太郎(日本ハム)
- 9回裏2死からサヨナラ本塁打を放った。日本ハムの選手によるMVPは2016年第2戦の大谷翔平以来8人目11度目。オールスターゲームでのサヨナラ本塁打は1986年第3戦の吉村禎章(当時巨人)以来、36年ぶり7本目、9回打ち切りとなった1992年以降、及び9回2死からのサヨナラ本塁打はともにオールスターゲーム史上初の快挙となった。また、初出場の試合で放ったのは1974年第1戦の高井保弘(当時阪急)以来、48年ぶり史上2人目。パ・リーグの選手によるサヨナラ本塁打も高井に次いで史上2人目であり、23歳2か月は吉村に並びオールスターでのサヨナラ本塁打最年少記録となった。
- 敢闘選手賞
- 山川穂高(西武)
- 2点を追う2回無死から、左越えソロ本塁打を放った。
- D.ビシエド(中日)
- 2回に右越ソロ本塁打を放った。
- 宗佑磨(オリックス)
- 1点を追う6回2死満塁から、中前適時打を放った。
- マイナビ賞
- 山川穂高(西武)
- 試合開始前のメンバー紹介で馬マスクを被って登場して爆笑を誘い、フリップ芸で達筆を披露しつつ、佐々木朗希の前で「白井球審と仲直りして」や、TBS「音楽の日2022」で佐々木朗希とあいみょんが対談した企画に触れて、「お前…俺の許可なしであいみょんと対談してたな?」と挑発し、そして11月5日に阪神甲子園球場で開催された弾き語りライブ「サーチライト」のPRを行い、「12球団 全チームのユニフォーム着て集合」とファンに呼びかけ、お茶の間を沸かせた。
- ちなみに、試合前のライブ配信で浅村栄斗が、「アグー(山川)、ソフトバンク行くらしいよ」と発言したことで物議を醸したが、2023年のシーズン終了後にFAでソフトバンクへの移籍が決定、結果的に浅村の発言が現実となった。
第2戦
スコア
出場選手
- 打順
- 投手
表彰
- MVP
- 柳田悠岐(ソフトバンク)
- 同点の6回表1死から勝ち越し本塁打を放った。ソフトバンクの選手がMVPを受賞するのは2017年第2戦のアルフレド・デスパイネ以来。また、2014年第2戦以来、自身2度目のMVP受賞となった。
- 敢闘選手賞
- 松川虎生(ロッテ)
- 1点を追う2回表に同点適時打を放った。高卒新人が安打を放ったのは史上5人目、18歳9か月で記録したのは1966年第3戦の鈴木啓示に並び史上最年少タイ。高卒新人で打点を記録したのは史上3人目、18歳9か月で記録したのは1986年第2戦の清原和博(18歳11か月)を下回り、史上最年少。
- 大野雄大(中日)
- 3回裏から2番手で登板し、2回を1人の走者も許さず無失点に抑えた。
- 村上宗隆(ヤクルト)
- 2打席に立ち、この年にノーヒットノーランを記録した佐々木朗希と山本由伸から1安打ずつ放った。
- マイナビ賞
- 村上宗隆(ヤクルト)
ホームランダービー
- 優勝
- B.レアード(ロッテ)
- 日産サクラ賞(平均打球速度最速選手)
- 山川穂高(西武)
- 記録:187Km/h
記録
第1戦
- サヨナラ本塁打:清宮幸太郎 ※36年ぶり7本目、9回2死からは史上初、パ・リーグ史上2人目。初出場の試合で放ったのは史上2人目。
第2戦
- 球速162km/h:佐々木朗希 ※日本人史上最速タイ
- 高卒新人による安打:松川虎生 ※史上5人目
- 高卒新人による打点:同上 ※史上3人目
- 最年少安打:同上、18歳9か月
- 最年少打点:同上
- 1試合26人出場:パ・リーグ ※史上最多タイ
- 両チーム通じて50人出場 ※史上最多
- 11人による継投:パ・リーグ ※史上最多
- 両チーム通じて18人の投手が出場 ※史上最多
- 両チーム無四球 ※史上14度目
テレビ中継
- 第1戦
- テレビ朝日(EX)≪テレビ朝日系列≫
- 放送時間:19:00 - 21:48(延長対応なし)
- BS朝日
- 放送時間:17:55 - 19:00(ホームランダービー)
- 放送時間:21:46 - 試合終了(リレー中継)
- テレ朝チャンネル2(テレビ朝日と同時ネットだが、副音声なし)
- 放送時間:19:00 - 試合終了
- テレビ朝日(EX)≪テレビ朝日系列≫
- 第2戦
- テレビ朝日(EX)≪テレビ朝日系列≫
- 放送時間:18:30 - 20:54(延長対応なし)
- BS朝日
- 放送時間:17:25 - 18:30(ホームランダービー)
- 放送時間:20:52 - 試合終了(リレー中継)
- テレ朝チャンネル2(テレビ朝日と同時ネット)
- 放送時間:18:30 - 試合終了
- テレビ朝日(EX)≪テレビ朝日系列≫
視聴率
今大会のテレビ中継における平均視聴率については以下の通り(いずれもビデオリサーチ調べ)
- 関東地区(テレビ朝日)
- 第1戦:9.7%
- 第2戦:9.3%
- 関西地区(朝日放送テレビ)
- 第1戦:15.7%
- 第2戦:14.8%
- 札幌地区(北海道テレビ)
- 第1戦:11.3%
- 第2戦:18.5%
- 仙台地区(東日本放送)
- 第1戦:13.5%
- 第2戦:14.1%
- 名古屋地区(メ〜テレ)
- 第1戦:10.0%
- 第2戦:10.0%
- 広島地区(広島ホームテレビ)
- 第1戦:22.4%
- 第2戦:20.3%
- 北部九州地区(九州朝日放送)
- 第1戦:22.1%
- 第2戦:20.9%
ラジオ中継
開催曜日が例年と異なるため、一部の放送局ではネットワークの組み合わせが変更される。
- 第1戦
- RKB毎日放送(RKB)≪非NRN扱い…HBC・TBC・QR・CBC・ABC・KRY・NBC・RKK・OBS・MBC≫
- 九州朝日放送(KBC)≪NRN…STV・LF・SF・MBS・RCC≫
- 第2戦
- ニッポン放送(LF)≪NRN…水曜ナイターネット局≫
- 文化放送(QR)≪非NRN扱い…HBC・CBC・ABC・RKB≫
インターネット配信
- 第1戦
- ABEMA
- 17:55 - 23:30(ホームランダービーから配信)
- 第2戦
- AbemaTV
- 17:25 - 23:30(ホームランダービーから配信)
脚注
注釈
出典
関連項目
- 2022年の日本プロ野球
外部リンク
- マイナビオールスターゲーム2022 - NPB.jp 日本野球機構



