バーンダーラー駅(バーンダーラーえき、タイ語:สถานีรถไฟชุมทางบ้านดารา)は、タイ王国北部ウッタラディット県ピチャイ郡にある、タイ国有鉄道北本線の駅である。

概要

バーンダーラー駅はタイ王国北部にあり、ウッタラディット県の人口約8万人が暮らすピチャイ郡にある。当駅はナーン川の西側に位置し、首都バンコクから458.31km地点にある。これは東京駅から滋賀県の河瀬駅までに相当する距離である。駅の正面側(東側)が、市街地であるが小さな町である。

三等駅で1日当たり14列車(7往復)の発着があり、特急列車停車駅でもある(全ての特急列車が停車するわけではない)。サワンカローク支線には前記列車の内1往復しか設定されていない。この列車は、クルンテープ駅発でありサワンカローク到着後折り返しシラアット駅行きとなる。この為当駅にて乗り換える乗客はチエンマイ方面よりサワンカローク方面及び、サワンカローク方面よりバンコク方面へ向かう乗客に限られる。クルンテープ駅より特急列車で6時間50分程度である。また当駅を含むロッブリー駅より終点チェンマイ駅までは、単線区間である。

当駅と前の駅(ライオイ駅)との間に、ナーン川に架かるポーラミン橋梁があるが北本線中最大の橋である。

歴史

1897年3月26日にタイ官営鉄道最初の区間が、クルンテープ駅 - アユタヤ駅間に開業し、1900年12月21日に当初計画のナコンラチャシーマ駅まで完成した。この頃北本線をチエンマイまで整備する事なり、少しずつ延伸開業の後1908年11月11日に当駅まで完成した。当初は終着駅であったが、9か月後の1909年8月15日にパントンプン駅まで延伸開業され、またサワンカローク支線が完成した事により分岐駅となった、当駅開業の約13年後の1922年1月1日に、チエンマイ駅までの全通完成を見た。

  • 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08km)
  • 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - バーンパーチー駅 (18.87km)
  • 1901年4月1日 【開業】バーンパーチー駅 - ロッブリー駅 (42.86km)
  • 1905年10月31日【開業】ロッブリー駅 - パークナムポー駅 (117.75km)
  • 1907年1月24日 【開業】パークナムポー駅 - ピッサヌローク駅 (138.66km)
  • 1908年11月11日【開業】ピッサヌローク駅 - バーンダーラー分岐駅 (69.03km)
  • 1909年8月15日 【開業】バーンダーラー分岐駅 - パントンプン駅 (51.05km)
  • 1909年8月15日 【開業】バーンダーラー分岐駅 - サワンカローク駅 (28.83km)

駅構造

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

駅周辺の施設等

脚注

参考文献

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 杉本聖一 『魅惑のタイ鉄道』 (玉川新聞社、2000年)ISBN 4-924882-29-1
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目

  • タイの鉄道駅一覧
  • タイ国有鉄道北本線

世界で唯一無二な都市?歩けば激動の歴史の片鱗に出会えるドイツ・ベルリンのおすすめ観光スポット ShimacoTrip

ベルリン中央駅

『オーストリアとイタリアの国境の駅』by しそまきりんご|ブレンナー駅のクチコミ【フォートラベル】

【変態加速】ベルリン都市鉄道(Sバーン)・地下鉄(Uバーン)乗車記 YouTube

『2018年、我もまたアルカディアに!…インスブルックからちょい旅したブレンナー駅はイタリア領だったよ』その他の都市(イタリア)の旅行記