糧秣(りょうまつ)とは、軍事用語で、兵員用の食料(糧)及び軍馬用のまぐさ(秣)を指す兵站に関する用語である。

尋常糧秣

日本陸軍の場合、尋常糧秣1日分において、

  • 人の場合は、精米(640g、4合5勺)、精麦(200g、1合6勺)、缶詰肉(150g、40匁)、食塩(12g、3匁)、醤油エキス(20g、5匁)、野菜類・漬物類・調味品(若干)である。合計で約3,800kcal(≒15,900kJ)に相当した。
  • 馬の場合は、乗馬・輓駄馬は大麦(5,250g、5升)、干草(3,750g、1貫匁)、藁(3,750g、1貫匁)、行李・輜重の輓駄馬は大麦(4,200g、4升)、干草(3,750g、1貫匁)、藁(3,750g、1貫匁)であった。

参考文献

  • 陸軍大臣 白川義則『軍隊衛生学』昭和14年。アジア歴史資料センター C01002310400

関連項目

  • 携帯糧秣
  • レーション

糧秣廠馬糧倉庫 気まま写真ノート

糧秣輸送ノ景 ToMuCo Tokyo Museum Collection

陸軍糧秣本廠研究報告 1.米食の補足栄養物に関する研究(1) 昭和19年9月25日

効率の良い糧秣の集め方 三国覇王戦記 攻略Wiki

樋口左衛門尉隆晴 on Twitter