ティハニ・ラヨシュ(Tihanyi Lajos、1885年10月29日 - 1938年6月11日)は、ハンガリーの画家である。

略歴

ブダペストでユダヤ人の家族に生まれた。父親はブダペストのカフェのオーナーだった。11歳で髄膜炎のために聴力を失い、発声にも障害が現れた。ポール・ベルタラン(Pór Bertalan :1880-1964)からはじめ個人授業を受けた後、ほぼ独学で絵を描くようになった。1906年から1910年の間はハンガリーの芸術家村だったナジバーニャ(Nagybánya:現バヤ・マレ)の夏季学校に参加し、印象派のスタイルの画家たちと活動した。パリに4か月滞在し、ポール・ゴーギャンやアンリ・マチス、ポール・セザンヌの作品から影響を受けた。1909年に、美術家グループ「MIÉNK」(Magyar Impresszionisták és Naturalisták Köre:ハンガリー印象主義・自然主義サークル)の展覧会に初めて作品を出展した。

ティハニはベレーニ(Berény Róbert: 1887-1953)やツィガーニ・デジェー(Czigány Dezső: 1883-1937)らの若い前衛画家たち、8人の美術家で1907年に「 Nyolcak(英語訳:the Eight)」というグループを作った。このグループの中ではティハニはベレーニについで、前衛的な作品を描いたとされる。

様々な芸術家グループと交流し、第一次世界大戦が終わると、ハンガリー人民共和国としての独立を支持するグループの雑誌「Ma」で活動するが、人民共和国が瓦解すると、国外に亡命しなければならなくなった。1924年までは多くのハンガリー人移民がいたベルリンに滞在したが、1924年にパリに移り、その後はパリで活動した。

パリでは、国際的な芸術家の中で活動し評価されるようになった。構成主義や表現主義のスタイルでの人物画を描き、さらに作品は抽象的なものになっていった。テオ・ファン・ドゥースブルフやオーギュスト・エルバン、ジャン・エリオンらが創立したグループ、「アブストラクション・クレアシオン(fr:Abstraction-Création:抽象=創造)」のメンバーとしても活動した。

パリで没した。

作品

脚注

参考文献

  • Tihanyi, Lajos. In: Hans Vollmer (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 33: Theodotos–Urlaub. E. A. Seemann, Leipzig 1939, S. 166 (abweichende Datumsangaben).
  • Tihanyi, Lajos. In: Hans Vollmer (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der bildenden Künstler des XX. Jahrhunderts. Band 4: Q–U. E. A. Seemann, Leipzig 1958, S. 447 (abweichende Datumsangaben).
  • Krisztina Passuth: Lajos Tihanyi. Maler und Werk. Aus dem Ungarischen von Hermin Lehmann. Verlag der Kunst, Dresden 1977 (DNB 780379543).
  • Krisztina Passuth: Treffpunkte der Avantgarden Ostmitteleuropa 1907–1930. Aus dem Ungarischen übersetzt von Anikó Harmath. Balassi, Budapest 2003 (ungarisch 1998).

ティハニ村散策 バラトン湖を望むお洒落カフェと広大なラベンダー畑 世界遺産 観たやつ

ラベンダーの香りあふれる美しい村 ティハニ(Tihany)(ハンガリー旅行) こばちのめきき

ティハニ村散策 バラトン湖を望むお洒落カフェと広大なラベンダー畑 世界遺産 観たやつ

ダロワイヨの紅茶のデニッシュ きまぐれ主婦生活考

ラヨシュ・ティハニ、パリ ToMuCo Tokyo Museum Collection