PKCS (Public-Key Cryptography Standards) は、RSAセキュリティにより考案され公開された公開鍵暗号標準のグループを示す。
RSAセキュリティは、RSA暗号アルゴリズムの(2000年に期限が切れた)特許に対するライセンス権を割り当て、幾つかの他の鍵に関する特許(例:Schnorr特許)も同様に取得した。このように、RSAセキュリティおよび、その研究部門である RSA Labs は、公開鍵技術利用の普及と促進に関心を持っており、その結果、RSA は PKCS 標準を開発した。RSA は彼らが必要であると考えた変更や改良は行うと告知し、PKCS 標準を管理し続けた。そのため PKCS 標準は多くの意味において、その名前にかかわらず本当の産業標準ではなかった。全てではないが、近年になって PKCS の一部は一つ以上の標準化組織(有名なところではIETF PKIX ワーキンググループ)により'標準化'手続きに入っている。
PKCS標準の一覧
PKCS 8
PKCS #8は、PKCSのうち、鍵の構文についての標準である。
最新バージョンの1.2はRFC 5208として利用されている。
PKCS #8の秘密鍵は、複数のciphersをサポートするPKCS #5標準を使用したパスフレーズで暗号化されている場合もある。
2010年に新しいバージョン2がS. TurnerによりRFC 5958として提案された。
鍵はbase64エンコードされたPEMのフォーマットで記述される。以下にPEMフォーマットの秘密鍵の例を示す。
関連項目
- 暗号メッセージ構文 (CMS)
- ASN.1 (Abstract Syntax Notation One)
注釈・参考文献
- Jean-Sébastien Coron, Marc Joye, David Naccache, and Pascal Paillier, New Attacks on PKCS #1 v1.5 Encryption, EUROCRYPT 2000, pp. 69-381. [2]
出典
外部リンク
- EMC内RSA Laboratories PKCS
- PSS (Probabilistic Signature Scheme)
- PKCS#12 FAQ, OpenSSLのStephen Hensonによる
- https://qiita.com/hotpepsi/items/128f3a660cee8b5467c6




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